米国株投資

日本でも買える大麻株4銘柄を徹底比較。投資すべき銘柄はどれ?

昨年のカナダでの娯楽用大麻の合法化を受けて、
アメリカで大麻関連株は今、仮想通貨にも似たような勢いのある投資先として話題となっています。

アメリカでも合法化の波は各州で拡がっていて、
これは国全体で合法になるのでは?みたいなニュースも出てきています。

日本からでもアメリカの株に投資出来る環境が整っている今、
どんどん伸びている大麻関連株に投資しないのはもったいない!
ということで今回、日本で買える4つの大麻銘柄を比較して
どの株に投資するべきなのか考えてみました。

大麻産業の成長率と北米での合法化の流れ

具体的な銘柄の比較に入る前に実際どれぐらいの勢いで
大麻産業の拡がりが予想されているのか見ていきましょう。

大麻産業の市場成長率について

アメリカの2016年時点での合法大麻市場規模はおよそ70億ドル、
今後も成長率は右肩上がりで伸び続け、
2025年には240億ドルにも達すると予想されています。

Infographic: U.S. Marijuana Market: The Grass Is Getting Greener | Statista You will find more infographics at Statista

濃い緑=娯楽用大麻、薄い緑=医療用大麻の市場規模(単位:10億ドル)
を表していて、グラフのバーの上の数字がそれぞれの合計になっています。

医療用大麻の伸びもそうですが、娯楽用大麻の伸びが圧倒的ですね。
これはアメリカでの娯楽用大麻の合法化が進んでいく、
という見込みが高いと思われているからです。
北米ではまだ限られた州でしか娯楽用大麻の利用が合法化されていないのですが、
今後まだ非合法の州も合法化していく流れが確実に来ています。

アメリカでの娯楽用大麻合法化

アメリカでは既に33の州で医療用大麻が、
10の州で娯楽用、医療用両方の大麻が合法化されています。
※緑:娯楽用、医療用共に合法 黄緑:医療用のみ合法 赤:どちらも違法


出典:DAYLIDOS

昨年10月にカナダで娯楽用大麻が合法化されたことを受けて、
アメリカでも娯楽用大麻合法化の流れは加速していて、
例えばニューヨーク州知事は、2019年内の娯楽用大麻合法化を目指すと発表。
ニュージャージー、イリノイ、ニューメキシコでも同様に合法化の動きが見られています。

アメリカでは違法大麻絡みの犯罪が多く、
それを取り締まるために巨額の税金が使われています。
なのでもう逆に、合法にしてしまうことで違法大麻関連の犯罪を減らして、
さらに合法大麻からの税収を得よう、という考えから各州合法化へ動いています。

日本でも買える大麻株4銘柄、徹底比較!

大麻産業の市場はこれから伸びていくことはほぼ間違いありません。
市場の拡がりに合わせて関連企業は増え続けていて、
仮想通過で言うところの草コインのような
本当に収益化できるのか怪しい中小企業もたくさんあります。
今回選んだ4つの銘柄はリスクを減らすために
いわゆるメジャー企業で、かつ日本の証券会社から購入できるものだけに絞りました。

比較対象となる大麻株4銘柄の紹介

1. Canopy Growth (CGC)
大麻の生産、加工会社。医療用、娯楽用大麻の両方を提供。
カナダでは若い世代向けに洋服と大麻を合わせて販売する
オシャレなセレクトショップのような店も展開しています。

2. Aurora Cannabis (ACB)
4社の中で生産キャパシティの拡大に最も注力している大麻メーカー。
生産キャパシティ、現在業界最大。

3. Tilray (TLRY)
医療用大麻の製造、加工メーカー。
2018年第三四半期売り上げ規模はCanopy Growthの1/8程度ですが
他業種の大企業との提携で存在感あり。(後で詳しく解説します)

4. Cronos Group (CRON)
複数の大麻関連企業を有するオーナー企業。
買収、提携によって生産キャパシシティと開発力を強化している。
現在のメイン事業は医療用大麻。

過去1年の各社の株価の動きがこちら。
cannabis-stocks-chart
大麻株の動きが激しすぎてS&P500の株価(水色)がほぼ一直線に見えます…
パッと見てわかるようにかなり激しく上下しているので
投資対象としてはリスクもありますが、その分大きく利益を出せる可能性も高いです

比較1「生産キャパシティ」

大麻企業の優位性を測る上で最も重要な指標のひとつが生産キャパシティです。
市場規模の拡大に合わせて大きな利益を得るためにまず、
多くの量を生産できる設備、体制を整えておく必要があります。
年間の生産キャパシティを高い順に並べるとこうなります。

1. Aurora Cannabis: 570,000kg
2. Canopy Growth: 500,000kg
3. Tilray: 225,000kg
4. Cronos Group: 120,000kg

Aurora CannabisとCanopy Growthが圧倒的に高いですね。
Auroraは数ヶ月前まで2位でしたが、競合他社を買収したことで生産キャパ1位へ。
しかし抜かれたCanopyもニューヨーク州でライセンスを得て、
新しい大麻栽培、生産工場を作ることを発表しており、
この2社のトップ争いはまだ続きそうです。

多く生産出来る=儲かるではありませんが、
生産できる量しか売れないので今後の売り上げ規模が最も大きくなる可能性があるのは
この2社のどちらかだと言えます。

比較2「異業種他社との提携」

大麻産業の成長可能性に魅力を感じている異業種の企業も多く、
大麻関連企業への積極的な投資、提携が進んでいます。
提携企業から投資を受けた額を大きい順に並べるとこうなります。

1. Canopy Growth
コロナビールを擁するアルコール飲料メーカー、Constellation Brandsから
40億ドルの投資を受ける。大麻成分入りの新しい飲料の開発を行なっている。

2. Cronos Group
マルボロを擁するタバコメーカー、Altriaから18億ドルの投資を受ける。
タバコはアメリカでも喫煙人口がどんどん減っていて
タバコ企業は成長が見込まれる電子タバコや大麻企業への投資をして
今後、成長率を回復させようとしています。

3. Tilray
バドワイザー擁するビールメーカー、Anheuser-Busch InBevから5000万ドル、
スイスの巨大製薬会社、Novartisから??ドル(非公開)
の投資を受けています。
新しい大麻成分入り飲料の開発パートナーと、
医療用大麻の販売網を世界へ広げていくために
世界中でビジネスを展開しているNovartisと提携。

4. Aurora Cannabis
際立った異業種他社との提携実績なし。
去年Coca-ColaがAuroraへ投資をするという噂が流れましたが、
Coca-colaのCEOが「今のところまだそのような計画はない。」と否定しています。

投資額ではCanopy Growthが圧倒的。
投資してもらった資金を使って、新たに生産、開発への投資が進められるので
当然大規模な投資を受けると今後優位に立てる可能性が上がります。

Tilrayはアルコールメーカーからも製薬会社からも投資を受けているので、
大麻成分を配合した市販飲料を最初に開発、販売出来る可能性もあれば、
世界第4位の超巨大製薬企業Novartisの販売網を使って
今後医療用大麻の市場シェアを取っていける可能性もあります。

投資の規模、受けている投資の種類という二つの観点から
有利なのはこの2社でしょう。

比較3「PER」

現在の株価が割高なのか割安なのかを判断する基準として使われるのが
PER(株価収益率)です。

PER = 株価 / 1株あたりの利益

例えば株価が50ドル、1株あたりの利益が2ドルの場合は、PER25倍となります。
※米国株全体の平均PERはだいたい20倍程度です。

PERが高い=現在の株価は割高
PERが低い=現在の株価は割安、という判断が出来ます。
今回はPERが低い、割安な順に並べてみます。

1. Aurora Cannabis:34倍

なんとそれ以外の3社は1株あたりの利益が未だマイナスで利益が出ていないため
PERが算出できない、という結果でした。
じゃあ既に利益を出しているAuroraが有利かというとそういう訳でもありません。
Auroraの1株あたりの利益は0.22ドルと微量。
(例えばタバコメーカーのAltriaの1株あたり利益は3.68ドルです。)

つまり各社まだ設備投資に巨額を投じているためほとんど利益が出ていない、
というのが実情です。
今後利益が出始めるまではPERは指標としては使えません。

比較検討した結論、投資すべき大麻銘柄は?

生産キャパシティでも異業種他社との提携でも強さを見せている
Canopy Growth(CGC)が今後のマーケットリーダー大本命と言っていいでしょう。
ひとつの銘柄に集中投資するのはリスクが高いので
生産キャパシティ現時点でトップのAurora Cannabis(ACB)も購入しておくことで
リスクを下げておくのもおすすめです。

投資を始めるためにはまず証券口座の開設

投資を始めるためにまずは証券口座の開設が必要なので
とりあえずやっておきましょう(無料です。)

証券会社は国内に色々あるんですが、
これから大麻株投資を始めるならマネックス証券がおすすめです。

・米国株の取り扱い銘柄が3000種以上。他社よりも圧倒的に多い。
・実際に投資を行う時に必要となる売買手数料は他社と全く同じ。
・米国株にも日本円で投資できるのでドルに替えたりする手間はなし。

口座開設の手続きはオンラインで簡単に出来ますので
繰り返しになりますが今のうちに準備しておきましょう

大麻株は今、ひとつのニュースで大きく相場が動くバブルに近いような状態です。
しっかり準備して次の大きな波を逃さないようにしましょう。