信用経済・信用スコア

ドコモが取り組む信用スコアを使った新サービスとは

ドコモが信用スコアリングを使ったサービスを2019年3月から開始すると
今年10月に発表しました。

・どんなサービスなの?
・使う側にどんなメリットがあるの?
・ドコモは何故この新しい事業に取り組むの?

といった疑問に応えていきます。

ドコモが取り組む信用スコアを使った新サービスとは

今年10月の報道発表では大きく二つのサービスについての発表がありました。

ドコモスコアリング

ドコモが携帯電話事業を始めとする各種サービスを提供することで得ている
ビッグデータを使って、顧客毎の信用スコアを解析、算出するものです。

ドコモはあくまでスコアの算出→提携金融機関へスコアの情報提供だけを行う。
スコアを出してもらった個人はドコモがこれから提携していくであろう
金融機関からお金を融資してもらう、という流れです。
※既に新生銀行との提携は発表されています。

スコアの算出に使われるデータ(予定)は以下の様なものです。

・ドコモ回線をどれぐらいの期間使っているか
・携帯料金の支払に滞りがなかったか
・コンテンツサービスの利用状況

レンディングマネージャー

融資サービスを利用する際に使えるスマートフォンアプリの名称。
金融機関からの借り入れ、返済の手続きがアプリ上で完結。
さらに、返済計画のアドバイスを受けることも出来ます。

※返済計画アドバイスを利用するためには、
提携しているマネーフォーワードへ登録、銀行口座情報等を登録する必要がありそうです。

サービスを使う側のメリットは?

さて、サービスの内容をもう一度噛み砕いて言うと、

・金融機関から融資を受けるための判断基準となる信用スコアの算出
・そのスコアを使って融資を受ける→返済計画を立てる→返済する
がひとつのアプリ上で出来るものを提供

というのがドコモの新サービスの内容でした。

ではこれを使うことで私たちにはどんなメリットがあるでしょうか。

融資の内容がより細かく、対象となる人がより広がる

携帯電話(+付帯サービス)の利用状況のような従来融資の審査で使われていなかった
ものを使って信用スコアが算出される。

⇒これまでの情報にプラスアルファになるので、より個人個人に最適化された
融資、返済プランの提供を受けられる。

⇒例えばフリーランス1年目で収入が低い場合これまで受けられなかった融資が、
信用スコアという新しい判断基準が増えることで受けられる可能性が出てくる。

まだ実際に始まっていないサービスなのであくまで予想ですが、
こういったメリットが考えられます。

サービスを提供するドコモのメリットは?

ではドコモはなぜこの新しい事業に取り組むのか。
それは携帯電話各社の通信事業の成長が鈍化、既に頭打ち感が表れているからです。
そこで各社生き残りをかけ周辺事業にも積極的に投資をしています。

※ドコモの戦略について気になる方は中期戦略2020「beyond宣言」が参考になります。
 こちらのリンクからご覧下さい。

簡単に要約すると、
「今までやってきたことはそのままに。5Gによる高速通信を活かし、
 通信だけではなく周辺事業にもパートナー企業と協力しながら注力する」
ようです。

今回のドコモの新サービスは、注力エリアのひとつFintech
このように積極的に新規事業に投資することで企業としての成長を保つ狙いがあります。

まとめ ドコモの信用スコア新サービス

使う側にとっては、新しい信用の概念を数値化してもらうことで
より有利な融資を受けられたり、今まで受けられなかった融資が受けられるかもしれない
一方で、逆にスコアのポイントが低ければ不利になることも考えられます。

実際に運用が開始されるまで具体的な情報は分かりませんが、
信用スコアという概念自体が今後重要になってきますので
最新の動向に気を配って変化の波を逃さないようにしましょう