楽するための努力
信用経済・信用スコア

LINEの信用スコア事業LINE Scoreとは

ドコモ、ヤフーに続いてLINEも2018年11月に信用スコア事業への参入を発表しました。
今回はLINEがやろうとしていることの説明と、
果たしてLINEが信用スコア事業で市場を取れるのか、考えてみます。

LINEの信用スコアリングサービス=LINE Scoreとは

LINE Scoreとは、LINEアプリ上のユーザーの行動傾向から
独自に算出される信用スコアの名称です。
それによってより今の時代に合った信用スコア、が算出出来るようです。

現時点では具体的な情報があまり発表されていないので
どういった要素がスコアの良し悪しに影響するのか分かりませんが、
使われるデータは以下のようなものになると予想されます。

・LINE Payでの購入、支払履歴
・LINEトークでのコミュニケーション履歴
・LINEニュースの閲覧履歴
・LINEバイトでの活動暦

などなど。

LINEもモバイル決済の市場を取ろうとしていますので
特にLINE Payと絡めた施策が今後出てくるでしょう。

LINEスコアを使った新サービスLINEポケットマネー

LINEスコアの発表と同時に、その信用スコアを使った個人向けローンサービス、
LINEポケットマネーを2019年上半期に提供開始することも発表されました。

これまで信用情報として使われていなかった個人の行動特性を使うことで
例えば大手企業に勤めていなくてもローンの審査に通りやすくなることが考えられます。
融資の利率と利用額は個人のLINEスコアによって決定されるので
より個人個人にカスタマイズされた細やかなサービスが提供されることが期待出来ますね。

今までになかったような低金利でお金を借りられるようになると
借金=悪 という概念が薄まって、 借金=必要に応じてするもの となるので
そうすると個人向けローンの市場が大きく広がるビジネスチャンスです。

LINEは信用スコアの市場で勝ち目があるのか

LINEの圧倒的な強みはなんといってもLINEというアプリのユーザーの多さと
そこから得られているデータベースでしょう。
問題はそのデータをどうやってユーザーが満足する形でスコア化するか、です。

自分の考えだと信用スコアの中心となるデータは決済データで、
LINEが提唱している個人の行動特性データはあくまで付加価値的な位置づけになると思います。
(行動特性から信用力の高さ、低さを設定するという概念がないため)

モバイル決済市場で勝つ⇒個人情報に配慮しつつユーザーが納得する形でスコアの算出法を作る
これが一番最初に出来た企業が信用スコアリング事業の市場を取ることが出来るでしょう。

各社の信用スコア事業動向に気を配ろう

新しいモノ、技術が普及する過程ではまずは最初に市場を取る、ということが重要なので
スピード感も大切ですが、同時に信用スコア、という個人情報を扱うものの性質上、
下手なものを出すと一気に毛嫌いされて全く使われなくなる可能性もあります。

使う側としてはメリットもあるサービスだと思うので
どの企業が市場を取ってもいいように各社の信用スコア事業動向に気を配って
時代の変化の波に乗り遅れないようにしましょう。