楽するための努力
米国株投資

単純比較は出来ません。投資銘柄決定のための株価の比べ方。

同じ業界内の複数の銘柄を見ている時に、
例えば銘柄Aの株価が5000円、銘柄Bは3000円だったとします。
「Aの方が株価が高いし、企業の規模が大きそう。」
「同じ業界なんだから、銘柄Bも少なくとも5000円ぐらいまで
上がるんじゃないか、なんて思ってませんか?」

実は同じ業界内でも株価は単純比較出来ません。
じゃあどうやって比較するのか、そこで使われる最もメジャーな指標のひとつが、
PER(株価収益率)です。一体なんなのか、解説していきます。

単純比較に意味はない。PERを使った株価の比較について。

PER(株価収益率)とは

PERはPrice Earnings Ratio、株価収益率のことで、
この数値を使うことで現在の株価の割高、割安を測ることができます。
PERを求める式は以下の通り。

PER = 株価➗EPS(1株あたりの利益)
※EPSはEarnings per Shareの略です。

例えば、株価が5000円、1株辺りの利益が500円の場合のPERは、
5000➗500=10 10倍です。
PERの高い、低いは何を意味しているかというと、
PERが高い:利益があまり出てない割に株価高すぎ状態。
PERが低い:利益が出ているのに割と株価安くてお買い得状態。
高ければ高いほど割高、低ければ低いほど割安、ということです。

実際の銘柄のPERを比較してみよう。

実際に存在する銘柄で具体的にPERを比較して見ましょう。
今回はハイテク株界の人気者、AppleとFacebookを比べてみます。

Appleは最新の株価が174.2ドル、EPSが12.1ドルなので
PERは174.2➗12.1=14倍
Facebookは最新の株価が164.6ドル、EPSが7.6ドルなので
PERは164.6➗7.6=22倍

つまり2社を比較するとFacebookの方がより割高な株である、と言えます。

PERがマイナス。これってどういう意味?

PERがマイナスの時それは、EPSがマイナスの時です。
要するにその企業は利益を出していないんだけれど
投資家たちの今後への期待によって株が買われたことで
株価が上がっているような時、がこれに当たります。

PER低い=お買い得、と思っていると
マイナスのPER=すごくお買い得に見えそうですが、
PERはマイナスになるとその数字に意味がなくなってしまうので
マイナスの場合はPERの指標は使わないようにしましょう。

※本当はハイテク株じゃなくて大麻株のPERを比較したかったのですが、
先日紹介した、Canopy Growth、Tilray共にEPSがマイナスの数字なので
比較してみることができませんでした。

今の株価が高いのか安いのか判断する指標のひとつとして大切なPER。
気になる銘柄が見つかったら同業他社のPERと比べて
割安、割高度をぜひ見てみましょう。